測定手順の概要
測定をおこなう斜面に対し、縦断または横断方向に測線を決定します。
次に、調査の精度に必要な測点の間隔を決定します。間隔が広すぎると水みちを外す可能性があります(推奨値:2~10m間隔)。
野帳に場所、測線番号や測点の間隔等を記載し、地下流水音の測定値を記入する準備ができたら、以下の手順で測定を開始します。
【事前準備】
装置を組み立てます。
【センサーの固定】
ピックアップセンサーを地面に挿し込みます。
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【増幅度の調整】
電源を入れ、地下流水音が適当な音量になるように増幅度を◀(減少)、▶(増加)のスイッチで調節します。
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【フィルターの設定】
周波数フィルターを▲(低域)、▼(高域)のスイッチを切り替えて、聴き取りやすい設定を探します。地下流水音が聴き取りやすい周波数が決まったらSETボタンを押し、設定を記録します(周波数フィルターの組み合わせは「地下流水音の抽出の仕組みの概要-フィルターについて」を参照してください)。
※一度フィルターを設定した後は、測定を終了するまで変更しないでください。
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【データの記録】
RECORD スイッチを押して地下流水音を収録します。同一測線を測定する場合、各設定値は同じ値で測定することを推奨します。
※地下流水音の収録中は周囲で音を立てないもしくは地面に振動を与えないように注意して下さい。
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【測定結果の記録】
地下流水音収録が完了後、測定点と演算結果の代表値(*D)及び、記録番号を野帳に記録します。
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【測定終了】
測定記録器の電源をOFFにしてピックアップセンサーを地面より抜きます。
【測定位置の記録】
GPS端末を用い測点の緯度・経度をメモリーし(平均位置測定モードを推奨)、位置番号を野帳に記入します。
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